人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2011年 08月 25日
USTREAM
みなさま

僕たちが所属する組合上部団体、
ユニオン東京合同のUSTREAMチャンネルができました。

http://www.ustream.tv/channel/utg-live

一番最初の放送は、先日お知らせした
EDUQ UNIONの勝利報告会です。

今後も学習会の共有や様々なことに
このチャンネルを活用していけたらと思っています。

それでは、
8月28日の初回放送をどうぞお楽しみに。


ユイ

# by eduq_union | 2011-08-25 23:40
2011年 08月 21日
編集部より 勝利報告会のお知らせ
編集部より 勝利報告会のお知らせ_e0182130_20512425.jpg

この争議を見守ってくださっていたみなさまへ

たいへんご無沙汰しております。

会社との交渉がデリケートな段階に入ったため、
しばらくブログやサイトの更新を止めていましたが、
この度お知らせがあり更新しました。

あれからどうなったのか
今ここで多くは語りませんが、
8月28日(日)に
EDUQ UNIONの勝利報告会を
開催することになりました。

僕たちがずっと面倒見ていただいていた西村弁護士や
裁判でお世話になった中央大学の近藤教授などをお招きし、
様々な角度から振り返ってみようとする会です。

会の様子はUSTREAMを通じて生放送します。
生でご覧になれない方のために
後日YouTubeにもUPしますので、
ぜひご覧いただければと思います。

僕たちのこの一連の出来事と結末が、
今労働争議でがんばっている人たちに役立つ
ひとつの事例になれば幸いです。

ずっとそう思いながらやってきました。
個人的な感情だけに駆られての行動ではなく、
図らずも身に降りかかってきたこのことを通して
一体何か見えてくるのか。
そこで得た答えを、自分たちのものだけではなく、
多くの人たちと共有したい。
それが僕たちのやり方だったと思います。

詳細はこちらのPDFをご覧ください。


ユイ

# by eduq_union | 2011-08-21 02:31 | ユイ
2011年 01月 24日
真冬のジョーセン
真冬のジョーセン_e0182130_23175180.jpg

今日はジョーセンだった。

明け方にはみぞれが降ったくらいに冷え込んだこの日、
教育と探求社の取引先である良品計画、スカパー!、コカ・コーラへ
争議解決の協力要請のために情宣活動をした。

年末、裁判と平行して行ってきた社長との直接交渉は、
社長からの一方的な宣告によって交渉決裂という、
とても残念な結果に終わった。
僕らにとって当事者同士で解決を図る、本当に最後の手段だと思い、
粘り強く続けてきた分、失望も大きかった。

何より大きな失望をもたらしたのは、社長が提示した
組合のサイトの完全閉鎖と、一人15万円の和解金という
“解決のための条件”だった。

組合のサイトを下げろ、というのは
そもそもそれ自体が不当労働行為であり、
もっと重大なこととして明確な言論弾圧であり、
当たり前だが憲法に違反することだ。

そして世間の常識に照らしても到底見合わない金額。
会社が労基署からもさんざん注意を受けてきた
3000万円以上の未払い残業代から見ても、
その額の異常さがわかる。

交渉が決裂に終わった後、再度様々な解決法を模索する中で
今回の、クエストエデュケーションプログラム協賛企業への
協力要請行動をすることになった。

交渉中は、本来必要のないことではあるが、
組合活動を極力緩めるようにしていた。
けれども、社長はそれに応えることなくあっさり態度を翻した。
その反省も込めて、今後はもう決して手を緩めるべきではなく、
徹底的に強めていこうという方針が立ったのだ。

こじれにこじれたこの争議は、いつも社長が土壇場で
前提を翻し、異常な条件を振りかざしてごり押しすることで、
ここまでのことになってしまった。

彼の語る「自説」は、例えようもなく常軌を逸している。
そこまで理屈をねじってしまっては、本当に誰もが混乱し、
本当のことなど見えなくなってしまう。

だから、
今日のスピーチではこの労働争議の全容を
正確に伝えるためにみんな力を注いだ。
社長はSLAPP(恫喝訴訟)やサイトの閉鎖など
僕らが発する情報を威圧し黙らせようと躍起になっているが、
本当に解決のために必要なものは正確な情報だ。


真冬のジョーセン_e0182130_23214359.jpg

朝8時30分。
最初は池袋にある良品計画。
朝の通勤時間に本社前での実施。

集合場所へ行くと、組合の先輩からおにぎりの差し入れ。
エネルギーを補給してまず最初の情宣に臨む。
人通りはそんなに多くはなかったが、
用意したビラはほとんどなくなってしまった。



続くスカパー!での情宣のため、溜池山王へ移動した。
本社のあるホテルオークラ前はとても静かな場所だった。
僕らのスピーチが静かに響きわたる。
ここでも、人通りは少ないにも関わらず
多くのビラを手に取ってもらえた。

真冬のジョーセン_e0182130_2056123.jpg

ビラを目にして、「え!」と声を出して驚いていた人がいた。
様子を知ろうと外へ出てきた社員の女性にビラを手渡した。



最後に渋谷コカ・コーラ前での情宣。
交差点に面した会社前でスピーチを行う。
社員の方が出てきて、丁寧にビラを受け取ってくれた。
僕らも、どうぞよろしくお願いしますと挨拶をした。
最後にガードマンにビラを託して終了。

真冬のジョーセン_e0182130_20571553.jpg

スカパー!とコカ・コーラは
僕らが不当解雇に遭った後、クエストへの協賛が決まった企業。
初めての情宣で、僕らは今伝えるべき大事なことを
届けることができたと思う。

真冬のジョーセン_e0182130_20565682.jpg

3つの情宣が終わる頃には雲の合間から
青空が見えるようになっていた。


ユイ

# by eduq_union | 2011-01-24 22:18 | ユイ
2011年 01月 06日
本当があるなら
本当があるなら_e0182130_14364482.jpg

本当があるのなら
それで生きてくれ。 

経営者は恰好よくしてくれ、
かっこつけるのではなく、正直に。
真っすぐ、率直に。

経営者の嘘が、
どれほど社員にダメージを与えるのか、
ということだ。

みっともないところを見せて
甘えてくるなよ、
首を切った社員に。



2010年10月30日、
私達は社長に会いに行った。
それが最後にやり残していたことだと思ったから。

社長は自分自身で、
「俺に聞きに来い」と啖呵を切っていた。
8月にもそう言ったと聞いた。

みんなで相談して、それではと会いに行った。

すると社長は、逃げようとした。
みんなで来るなんてと言って拗ねてむくれた。

どっちなんだ??

言っていることやっていることが
あまりにも違う。

話し合いが進む中で社長は言った。
「経営者としてこんなこと言ったらだめだと思うけど…」

自分でだめだと思うことして、
自分でだめだと思うことを口走り、
自分でだめだと思うことを垂れ流して、
人を、自分自身を蔑ろにする姿だった。

人を
侮ることは弱い。

自分を
侮ることはもっと弱い。

弱さは、
真っすぐに悪さにつながっていく。

悪さを無数に生み出す
人としての弱さ。

そんな弱い有り様を
目の当たりにし続けた2年間だった。


経営者は恰好よくしてくれ。
言いたいことは本当にそれだけだ。


ホーン

# by eduq_union | 2011-01-06 20:03 | ホーン
2011年 01月 05日
視点
視点_e0182130_731404.jpg


2つのサイバンが交互に繰り返され、
何とも埒の開かないやり取りが続いてた。

会社側の準備書面も、
シャチョーが自分の名で出してくる陳述書も、
実に奇奇怪怪だった。
こんなことを仮にも本気で思っているのなら、
裁判は何年も続くのだろうと思えた。

そんなときに、
突然シャチョーに会いに行ってみる、
という苦肉の策が出た。

もう二度と直接話したくない、
というのもやはり本音だったけれど、
こんなものを書きつけてくるこの人物に、
まだ少しは人らしい何かが残っていないのかと、
それでも思った。

先に会った一人は、苦戦を続けていた。
帰ってくるとしばらく何も手につかないほど、
何か得体の知れない汚濁にまみれていて
心配になった。

一人に任せていていいのか、という話になり、
私ともう一人が加わることにした。

自分自身、あの日、
会うことで、
直接伝えることで、
何かが変わるかもしれない。
そう思った。

だから、会いに行った。

シャチョーも、
やはり、何かが変わることを願って来るのだろうか。

きっとそうなのだろう。
そうでなければ、会う意味などない。

伝えたかったことは、
今、起こっていることには、
その原因があるでしょう?ということ。

見なければ、ある意味ラクだったのかもしれないけど、
ここまでに広がってしまった波紋をどう収拾するのか、
目を逸らさずに、
別のことに紛らわさずに、
それをきちんと見ましょう。

あなたという個人をただ否定したいわけではないし、
ただ問い正したいのでもない。
起こっていることの原因を見て、
ああ、そういうことになっていたんだと、
同じように理解することにしか先はないでしょう?
ということだった。

途中、少しづつ空気が解れたりもしていた。
かつて一緒に手にしただろう「共感」の断片を
思い出したのかもしれない。
でも、それは結局、
独りよがりの粋から出ないものだった。

根本を見て解決する覚悟を決めないまま、
「みんなどうしてるの?仕事は?」
なんて聞くことの“ズレ”を感じないらしい。
そして、その舌の根も乾かぬうちに、
自分の置かれている窮状を語ることの、
身勝手さを感じないらしい。

まだ、そんなところに居るのか。
いつになったら、同じ視点で見ながら、
“理解する”ことができるだろう?

暫しの時間、シャチョーと話をして、
残ったのはそんな感覚だった。


あれから、数ヶ月が過ぎた。
その間にもまた、いくつものズレた言動を
見ることにもなった。

その後も、
みんなで代わる代わる直接会いに行ったけれど、
最後の最後に、和解交渉は決裂した。
2009年の年末に続いて、2度目だった。

2年続けて年末にシャチョーに和解を引っ繰り返される。
どうにもしようのない最悪の事態となった。


それでも、やはり今年も伝え続けるしかないだろう。
それがどれだけ届くのかも分からないけれど。
そうしてやっと、ほんとうに解決したのだと
言えるのだろうと思うから。

巻き込んでしまったたくさんの人達にも、
そうだったのかとわかるように、
そういう解決をしなくてはならない。


セツ

# by eduq_union | 2011-01-05 21:53 | セツ