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2010年 12月 31日
2010年
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2010年は、最初から最後まで
人が「働く」ということ、それがテーマだった。

教育と探求社の以前に勤めていた会社は、
入社した時からすでに社会に存在していて、
途中から加わり、自らの意思で去った。

教育と探求社は設立から会社とともに在り、
全てを我が事のように思っていたが、追放された。

私が心から信じた会社が地に落ち、
悪事にまみれるのをこの目で見ることになった。

組合活動を通して、裁判を通じて、
この現実を、真実を伝えてきた。

働くって何だろう?
何度もそれを思った。

足を引きずりながら通った裁判、
そのための打ち合わせ、準備のための勉強の日々。

その過程で労働者の権利、
労働者と経営者の置かれている立場の違い、
組合活動の意義や価値などを
ひとつひとつ学ぶことができた。

本当に、何も知らなかったのだ。

私は、心から社長を信頼していたし、
感動的な場面も幾度も共にして喜び合い、
人としての絆もあると感じて働いてきたが、
会社にとっては一労働者であり、
それは経営者の都合でいとも簡単に
裏切られることになった。

人は、会社という場所で、
何を思い、何を頼りに働いていくのか。
人が「働く」ための基盤、その価値への想い、
そこを自分たちが扱っているのだということを
常に念頭に置いて活動を続けた。

社会で決められたルールの中で
経営者とそこで働く社員が双方力を合わせて
社会に貢献していくことが可能な会社は、
公器としての会社の価値をどんどん高めて
いけるのだろう。

このような道のりを歩んだ私たちが
社会に貢献できることは何だろうと、
来る年に想いを馳せてみる。

今年1年、支えていただいた全ての人に、
心から感謝を捧げます。

メニ

by eduq_union | 2010-12-31 13:32 | メニ


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